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“Joy耐”トップページレポート&受賞者2017 “Joy耐” 7月2日(日)7時間耐久レースレポート

2017 “Joy耐” 7月2日(日)
7時間耐久レースレポート

【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】が序盤のアクシデントを乗り越えて2年振りの勝利をつかむ!

2017 “Joy耐” 7月2日(日)7時間耐久レースレポート 17回目の開催となった2017 もてぎEnjoy耐久レース“Joy耐”。ツインリンクもてぎは、8月1日に20周年を迎えることもあり、20周年を記念した特別賞典を設定。何と総合優勝と同じ賞金20万円が、総合20位に入った車両に贈られることになり、総合優勝と共に、どこのチームが20位に入るかも気になるところ。

公式予選が行われた土曜日は、雨模様となり、日曜日も朝方まで雨が残っていたもののグリッドウォーク中には止み、雲間から強烈な日差しが差し込むと一気に蒸し暑くなって行った。ツインリンクもてぎエンジェルによる開会宣言、斎藤支配人によるエントラントの皆様に向けた、挨拶を開会式で行い、グリッド紹介をしながらスタート進行に入って行くと、フォーメーションラップがスタートする。

予定時刻より10秒早い9時59分50秒にローリングスタートで17回目の“Joy耐”は始まった。ポールポジションスタートの【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】が真っ先に1コーナーに入って行き、【#18 浅野自動車プレリュード】、【#260 ホンダ チャレンジ FK2】、【#58 小林自動車Wマックス☆ワコーズ】、【#75 ACELINES137EG6】、【#27 ちっちロードスター】と続き2コーナーを立ち上がって行く。オープニングラップをトップで戻って来たのは、【#260 ホンダ チャレンジ FK2】。これに【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】が続き3番手には【#51 ブライルバッテリーマーズEK9】が上がってくる。その後方では、【#18 浅野自動車プレリュード】のインから【#246 GARAGEPIERCEDC5】が前に出て行く。【#246 GARAGEPIERCEDC5】は、早くも2周目に2分16秒397というファステストラップをマークしポジションを上げて行く。

その後、再び【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】がトップに立つが、ピットインのタイミングで、その座は入れ代わって行く。昨年の覇者【#53 エニーハウスSPM福田ソFK】は、燃費のよさを生かしトップに立つと1時間36分を経過したところで最初のガソリン給油に入る。ここで2番手につけていた【#62 スノコSSRwmG/M FIT】も同じタイミングで給油していた。

2時間が経過した時点では、【#27 ちっちロードスター】が47周をしてトップ。2番手に【#77 WINIX ★EG6★】、3番手に【#19 塩岡SPスノコACREレビン】、4番手に【#75 ACELINES137EG6】、5番手に【#108 BRIGターゲットレビン】と続いていた。4時間経過したところでは【#75 ACELINES137EG6】と【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】が89周でトップを走っていたが、勝敗を分ける展開がハッキリしてきたのは、残り1時間を迎えようという時間帯からだった。

5時間50分を経過するころに【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】と【#75 ACELINES137EG6】が最後の給油を行うと【#53 エニーハウスSPM福田ソFK】がトップに浮上する。これを【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】が追い上げ、対照的なガレージFKのチームメイトがトップ争いを繰り広げる。3番手には、【#813 JWAVE関東マツダRSBS】、4番手には、【#27 ちっちロードスター】が浮上。

そして6時間21分が経過したところで【#53 エニーハウスSPM福田ソFK】が最後のドライバー交代でピットイン。これで【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】がトップに立つ。その後方では、【#813 JWAVE関東マツダRSBS】の背後に【#27 ちっちロードスター】が迫り、間もなく残り30分という139周目に【#27 ちっちロードスター】が前に出ると、さらに【#53 エニーハウスSPM福田ソFK】を追って行く。【#53 エニーハウスSPM福田ソFK】も自己ベストを出し必死に逃げるが、残り20分というところでピットイン。無念のガス欠だった。【#53 エニーハウスSPM福田ソFK】の脱落で【#813 JWAVE関東マツダRSBS】が3番手に上がるが、ペースが上がらずチェッカーまであと僅かといところで【#75 ACELINES137EG6】が前に出て行く。

トップを走る【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】は、落ち着いた走りを見せ、154周を走り切りチェッカー。2年振りに“Joy耐”の頂点に立った。
「ボクの最初のスティントのときにS字コーナーで飛び出してしまい、クルマにダメージがあったんです。その影響で水温が上がってしまいオーバーヒート状態だったので、思うようにエンジンも走らなかったですし、常に水温を気にして走っていました。みんなに迷惑をかけてしまったので申し訳なかったですが、勝つことができて本当によかったです」と後藤比東至選手。

総合2位には2年連続で【#27 ちっちロードスター】が入った。3位には、劇的な逆転劇で【#75 ACELINES137EG6】が入賞し、クラス5の優勝を飾った。4位の【#813 JWAVE関東マツダRSBS】はクラス3優勝、5位の【#63 MV☆SEEKER☆K+UP☆】はFIT1.5クラス優勝となった。注目の開業20周年記念賞は、20位に入った【#747 TEAM HIT FIT】が受賞した。

昨年に続き、2017年の“Joy耐”もセーフティカーが一度も入らない7時間となった。昨年、155周を記録して優勝した【#53 エニーハウスSPM福田ソFK】は、暑さによる燃費の違いに泣く結果に。今年は、同チームの【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】が154周で2年振りに優勝。速さと燃費の両立という“楽しさ”は、これからも“Joy耐”で続いて行くテーマの一つ。来年は、どのチームがイニシアチブを握るのだろうか。

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