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アルゼンチンで速さを見せつけたマルケス

2018年の開幕戦カタールでは、優勝したアンドレア・ドヴィツィオーゾと2位のマルク・マルケスとのタイム差は0.027秒だった。そして今年のカタールでは、昨年に続いてドヴィツィオーゾが優勝するのだが、敗れた2位のマルケスは0.023秒差に迫っていた。

昨シーズン、何度となく繰り返されたドヴィツィオーゾとマルケスの接近戦。開幕戦ではまるでデジャヴを見ているようだったが、レース中のトップスピードではマルケスが352.0km/hでトップ。ドヴィツィオーゾは346.3km/hで11番手というのは意外だが、トップスピードは計測時のタイミングやコンディションなどで変化するので参考程度の記録と言える。それでもマルケスのマシンは確実に速くなっているのが見て取れて、シーズンオフの間にトップスピードキングのDucati対策がしっかりと練られたことは間違いない。だが、さらにすごいと感じさせたのがマルケスの激走だ。実はマルケスは、昨年12月4日に脱臼癖のついた左肩を手術しているのだ。昨年の日本グランプリでチャンピオンを決めたマルケスは、ウイニングランの際に左肩を脱臼。そしてこの年、何度か脱臼があったことを明かしたが、カタールは手術から3ヶ月後のライディングであったことを考えると、今後、左肩の調子がさらに良くなるにつれて、速さと強さに磨きがかかっていくことは想像に難くない。

そしてその速さは、カタールから3週間後に行われたアルゼンチンで発揮される。FP1から絶好調のマルケスは、決勝レースのスタートで一気に飛び出すと、あっという間に独走体制を築き上げてしまったのだ。2位のバレンティーノ・ロッシに9.816秒の大差をつけたが、ラストラップでペースを落としたことから、実際にはもっと差が広がっていたはずだ。

一方、今年Repsol Honda Teamに加入したホルヘ・ロレンソは、スタートで失敗して最後尾にまで順位を落としてしまう。そしてここから猛追を見せるが12位が精一杯だった。

ロレンソはシーズンオフのダートトレーニング中に左手首を負傷。昨シーズンのタイで痛めた箇所だが、この怪我のために2月のセパンテストをキャンセル。そしてカタールテストには参加したが出遅れた感は否めず、その怪我もまだ完璧に治ったわけではないようだ。以前から、走り込んでペースを上げていくロレンソだけに、Hondaマシンに馴れて本領を発揮するには、もう少し時間がかかりそうな気配だ。

さて、次戦はテキサス州でのアメリカズ。2013年の初開催以来、マルケスは無傷の6連覇を達成している。ヨーロッパラウンドに移ってからが本当の勝負と目論むライダーは多いが、マルケスにとってはアメリカズを押さえ、ライバルに対してどれだけアドバンテージを広げてヨーロッパラウンドに進めるかがポイントとなりそうだ。

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