「10月18日(日)開催:木漆工芸作家 松崎 融の「木と親しむ木工講座」~お皿づくり~」レポート

カテゴリ:プログラムレポート

ハローウッズの青い空に

黄色・赤・・・

少しずつ紅葉が始まっています

秋風もちょっぴり肌寒くも、日中の太陽はぽかぽか体を温めてくれます。

そんな中、10月18日(日)、松崎融先生による木工講座が開催されました

ノミを使っての作品作りが始まります。

6名の参加者の皆さん、今日も・・・

ひとつひとつ

ひとてまひとてまをかけて

こつこつと作品作が始まります

先月の続きをされる方

体勢を変えながら自分にとってやりやすく力の入るポイントを決めます

先月から手がけたコップが仕上がったので次の各皿作りスタート

集中力は絶えません

「先生、ここどうやったらいいでしょうか・・・」

お椀の仕上げを先生に相談

日常に使うお椀だからこそ、口当たりのよい削り方を先生も伝えます

言葉での表現が難しいからこそ、実際に削って見せて感覚を伝えます

こちらの方は木の額を作られています

「どんな形にしようか考え始めると…めどが立つまではいろいろ迷走してしまうんだけれど、
そこを抜けたら一気に進むのよね…」

なんてコメント

この「迷走期」があるからこそ、愛着と思いがいっぱい詰まるのでしょう

コンコンコン♪

カリカリカリ♪

ギュンギュンギュン♪

ジョリジョリジョリ♪

シャッシャッシャッ♪

・・・

板がノミで削られて奏でる音が何だか心地よさを引き寄せます

みなさん集中して取り組む時間

なんとも穏やかな時間です

「お昼にしよう」

と先生が声をかけるまでこの時間は続きます

ひとつコップを彫り上げ、次のコップ作りスタート

ガラスのコップを見本に寸法を決めます。

ものづくりのスタートはここから始まります

ひとつ作品を作り上げ、次の作品に入る前に…

作りかけていたカトラリー作りをはじめます

いろいろなものを少しずつ作ることも気分転換になるようです。

気分転換といったら・・・

こんなふうにみんなでお話して団欒する時間

こんな時間も大切ですね


あっという間に時間が経つ

木の削りカスがいろいろ出る

細かいもの、大きいもの、分厚いもの、粉のようなもの・・・

繊細に扱うノミの削り具合が伺えます

参加者のみなさんの充実感にもなっている様子

この日仕上がったお椀等々

これから先生に漆を塗ってもらうと完成です

仕上がりを待つのも楽しみの一つ

最後は松崎先生からのお話です

彫り終わったお椀などを一つひとつじっくり見ながら先生が語る言葉に耳をそばだてて聞いてみました

「自分がきれいと思うものってさ、

もっと使ってみたい

(お皿だったら)もっとよそってみたい

って考えることなんだよね

これはさ、「流行」とはまた違うものなんだよね

流行ってさ、万人に受ける「きれい」なんだろうけどさ、

その流行を知っていながら、自分で自分の使いやすさを考えて流行を崩していくこと…

これはきっと、自分で考える「きれい」なんだよね

そうなればさ、「ここをこうしてみたい」とか「こんな道具が欲しい」とかって次々出てくるんだよね。
そして、作ることが楽しくなる

…(中略)

自分らしいものとか、自分がきれいと思うものってさ、やっぱり「自分で考えること」なんだよね」

じっくり一日ものづくりに没頭した参加者のみなさん

自分の手で作っているからこそ、先生の口からあふれ出る言葉に深くうなづかれるのだろうな、そう思いました。

次回の木工講座は11月8日(日)に行います

ぜひ、「自分のきれい」を考えながら、夢中になって楽しめる作品作りをしてみませんか

見学も自由にできます。

(小瀧 綾)



今回のものづくりスタッフ

講師:松崎 融(まつざき とおる)

松崎融(まつざき とおる)


プロフィール

1944年 東京生まれ
茂木町在住 木漆工芸作家 国画会工芸部監査委員長
国画会とは : 創立精神である「創作の自由」をモットーに活動する総合美術団体。
毎年春に開催される「国展」は、同団体が開催する。

“一木をくりぬき、漆の着物を着せていく”これが私の仕事です。技術は出来るだけシンプルに、そしてその分自分の思いを沢山込めたそんな仕事をしたいと思います。 漆芸は、長い歴史の中で、現在の様に美しさを極めてきましたが、その一方で、漆本来の強さは忘れられてしまっています。 酸やアルカリに腐蝕しない強さ、長く土中にあっても残っているほどの強鞭さ、私はその強さを前面に出した仕事をしていきたいと思います。
形の美しさを求め、それに強くて美しい衣を着せ、更に人が使うことによって、より一層美しく艶やかになっていく器。力強さの中にも品格を合わせ持つ事、それが私の目標です。

スタッフ

コタ (小瀧 綾)   

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posted by ハローウッズ at

2015-10-29

16:11:20