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スーパーフォーミュラとは?

F1ドライバーを多く輩出する日本のトップフォーミュラ

2019年のF1オーストリアGPでHonda F1が13年ぶりに優勝を果たすと、ドイツGPでも勝利を収め、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが駆るHondaフォーミュラは実に快調だ。

フェルスタッペンのチームメイトを務めるのが、ピエール・ガスリーである。ガスリーはレッドブル加入直後に苦戦したものの徐々にそのペースを取り戻し、イギリスGPではフェラーリなどを相手に好バトルを繰り広げた。

このガスリーは、何を隠そうスーパーフォーミュラ出身。さらにガスリーの前年には、昨年までマクラーレンの一員としてF1を戦っていたストフェル・バンドーンも参戦。近年のスーパーフォーミュラは、F1に非常に近いポジションに位置しているのだ。

今年のスーパーフォーミュラにも、F1を目指す若いドライバーたちが参戦中だ。その筆頭が、TEAM MUGENのパトリシオ・オワードだろう。オワードは昨年のインディ・ライツのチャンピオンであり、今年の5月からレッドブル・ジュニアドライバーとして契約を結んだ。そして前戦富士スピードウェイ戦からスーパーフォーミュラへの参戦をスタートさせた。

チームを率いる中野信治監督も、その学習スピードの速さを賞賛しており、レッドブルの育成枠の中では、オワードは今、最もF1に近い男であると言える。その日本での勇姿を、目に焼き付けておきたいところだ。

また第3戦SUGOで3位表彰台を獲得したルーカス・アウアー(B-MAX Racing with Motopark)も、レッドブル・ジュニアの一員。早くも日本のレースに適応した感があり、もてぎでも活躍が注目される。しかも叔父はアイルトン・セナのチームメイトとして活躍したゲルハルト・ベルガーである。

さらに、レッドブルのF1マシンを手がける名デザイナー、エイドリアン・ニューウェイの息子であるハリソン・ニューウェイもアウアーのチームメイトとして参戦。徐々にその速さを発揮し始めている。

しかし彼らとてスーパーフォーミュラで勝つことは容易ではない。日本のレースで長く活躍してきた猛者たちがそこに立ちはだかるのだ。

その筆頭が、現在ランキング首位の山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だ。山本はもてぎからほど近い栃木県宇都宮市出身。しかも昨年スーパーフォーミュラとSUPER GTの国内2冠を達成したことで、F1の参戦に必要なスーパーライセンスの取得に必要なスーパーライセンスポイントを手にした数少ないドライバーである。Hondaが山本をF1のフリー走行出走を画策しているという報道もある。

このように、国内最速トップフォーミュラであるスーパーフォーミュラは、日本においてはF1に限りなく近いカテゴリーと言っても過言ではない。このシリーズを見ておけば、将来のF1ドライバーに早くから注目していたと、レースファンの間でも一歩先んじたことを言えるのは間違いない。さらに近年のもてぎ大会では、コース上でのオーバーテイク合戦や一瞬で勝負を分けるタイヤ戦略といった、レース本来の面白さが随所で見られる。この夏、ぜひ現地でその魅力に触れてほしい。
Hondaの国内トップフォーミュラを牽引する山本尚貴

Hondaの国内トップフォーミュラを牽引する山本尚貴

着実にポイントを得てTOYOTAを引っ張るニック・キャシディ

着実にポイントを得てTOYOTAを引っ張るニック・キャシディ

世界が注目するHondaフォーミュラと盤石のTOYOTA勢

国内最高峰のフォーミュラカーレースであるスーパーフォーミュラ。昨今ではストフェル・バンドーンやピエール・ガスリーが活躍したのちにF1へステップアップしていることもあり、国内のみならずヨーロッパをはじめ世界からの注目度も高まっている。

マシンは今年から新車となったダラーラ社製のSF19を使用。タイヤは横浜ゴムのワンメイクで、エンジンはHondaとTOYOTAの2社による対決となる。

Hondaのフォーミュラといえば、世界最高峰のF1で今年13年ぶりに優勝し、今年は例年に増して勢いがある。対するTOYOTAもここまで4戦3勝と盤石の布陣であり、エンジン対決も見逃せないものになりそうだ。

ニューマシンが初めて走るツインリンクもてぎ。チームの戦略も未知であり、経験のあるドライバーが有利になるか、はたまた経験がないからこそ思い切って走れるルーキーが有利になるか、予想がつかない一戦だ。もちろんそれだけに、迫力あるオーバーテイク(追い抜き)シーンも期待される。

また、今年も本大会はシリーズ後半の第5戦として開催されるため、チャンピオン争いの行方を占う意味でも重要なレースになりそうだ。
牧野任祐

牧野任祐

坪井翔

坪井翔

かつて激戦を繰り広げた好敵手の戦い、再び……牧野任祐vs坪井翔

今年は多くのルーキードライバーがエントリーしているスーパーフォーミュラだが、その中でも注目の"日本の若武者"ふたりがいる。牧野任祐と坪井翔だ。実はこのふたりにとってツインリンクもてぎは因縁の地でもある。2015年のFIA F4最終戦で、ふたりはチャンピオンをかけて最終ラップまで接近戦のバトルを展開。結果、わずかの差で逃げ切った坪井がシリーズ初年度のチャンピオンに輝いた。

そこからふたりは別々の道を歩み始める。牧野は2017年からヨーロッパに渡り、昨年はFIA F2で初優勝を経験した。一方の坪井は全日本F3選手権で腕を磨き、3シーズンで26勝をマーク。特に昨年は19戦中17勝を挙げる快挙を成し遂げた。

そして2019年、ふたりはスーパーフォーミュラに戦いの場を移した。牧野は開幕戦でいきなりポールポジションを獲得。坪井も雨の中で行われた第2戦の予選で2番グリッドを勝ち獲る速さをみせ、ルーキーとは思えない活躍を序盤戦から披露している。第5戦のもてぎでは、どんな走りをみせてくれるのか、注目である。
アーテム・マルケロフ

アーテム・マルケロフ

ルーカス・アウアー

ルーカス・アウアー

ハリソン・ニューウェイ

ハリソン・ニューウェイ

海外からの注目度が増すスーパーフォーミュラ。大物ルーキー多数来日

今年のスーパーフォーミュラには、才能溢れる海外のドライバーが多数参戦している。その中でも開幕前に最も話題となったのが、アーテム・マルケロフの存在だ。

マルケロフは、スーパーフォーミュラでは初のロシア人ドライバー、そしてF1直下のFIA F2で長年チャンピオン争いをした経験の持ち主である。レース中のアグレッシブなドライビングに、日本でも彼を応援するファンが多くいる。

シーズン序盤は日本のレースに慣れていないこともあってか好結果を残せていないが、徐々に合わせ込んでくることは間違いないだろう。今季スポット参戦したF2のモナコ戦でも2レース連続で入賞……その才能に疑いはない。

また今年は、レッドブルジュニアドライバーとしてルーカス・アウアーも参戦。アウアーは1987年のF1日本GPなどで優勝したゲルハルト・ベルガー氏の甥で、昨年まではDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦していた。アウアー曰く、スーパーフォーミュラは何年も前から参戦してみたいと思っていたカテゴリーだったという。開幕戦ではいきなりポイントを獲得し幸先の良いスタートを切っている。

さらにレッドブルやウイリアムズ、そしてマクラーレンに在籍し、数々のF1チャンピオンマシン制作に携わったエイドリアン・ニューウェイの息子である、ハリソン・ニューウェイも参戦をスタート。彼は今年日本を拠点にして生活し、コースを覚えるためにスーパー耐久にも参戦している。第2戦を終えて満足いく結果は残せていないが、徐々に速さを見せており、第5戦のもてぎでは優勝争いに加わっても不思議ではない。

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