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2018 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 スーパーバイクレース in もてぎ

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レポート

3月20(火)〜22日(木)公開テストレポート

中須賀克行選手

3月20-21日にツインリンクもてぎで行われた全日本ロードレースの合同テストで、とてつもないことが起きた。

 この2日間は、真冬に逆戻りしたかのような寒さで、21日には雪が降り始めて主要チームは撤収作業に入ったのだが、20日の3回目の走行はかろうじてドライ路面となった。そしてここで、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が、なんと1分48秒932というとんでもないタイムを叩き出したのだ。ツインリンクもてぎのコースレコードは2016年5月に、やはり中須賀が記録した1分48秒460でわずかに及ばない。しかし、このテストデーでのコースコンディションは気温13度、路面温度はわずか15度で、タイヤが本来のパフォーマンスを発揮する20度以上を大きく下回る状態での1分48秒932で、ライバルも戦意を喪失するものだ。

「確かに中須賀選手は、いつ開幕しても大丈夫なくらい完ぺきに仕上がっています」とはYAMAHA FACTORY RACING TEAMの吉川和多留監督だ。そしてこの吉川監督がもっとも注目しているのが、HondaワークスのTeam HRCの動向。

 そのTeam HRCは、怪我をしている高橋巧に変わり、マシンチェックのために伊藤真一がHonda CBR1000RRWをライド。あくまでもマシンチェックが目的でタイムを出すまでには至らなかったが、注目すべきはそのサウンドだ。

 このテストデーでTeam HRCのピットは、昨年のチャンピオンチームMuSASHi RT HARC-PRO.Hondaの隣だったが、暖機でのそのサウンドは、CBR1000RR SP2が聞き慣れたJSB1000マシンのそれであるのに対して、CBR1000RRWはMotoGP™マシンに近い迫力サウンドとアクセルのつきの良さで、ベースマシンは同じCBR1000RR SP2でも、注ぎ込まれたテクノロジーはまったくの別物だ。

「コースコンディションが悪かったので、怪我をしている巧選手の走行は回避しました。昨年のチャンピオンですし、実績と実力のあるライダーなので、いまここで無理をさせるよりもレースウイークからしっかりと走り込んでもらった方がいいと判断しました」とは、チームを率いる往年の名ライダー宇川徹監督だ。

「そもそもHRCがマシンを作るのだから速いのは間違いないし、サウンドを聞いてもそれは分かる。だからこそ我々YAMAHA FACTORY RACING TEAMも、しっかりと準備を進めて、チームのポテンシャルを底上げして開幕戦に臨みます。今年は、これまで以上に緊張感が高まるシーズンになるだろうし、少しのミスも許されない戦いになる」と吉川監督が語るように、今年の戦いは全体的にレベルアップしたものになることは間違いない。

 ツインリンクもてぎのコースレコードは1分48秒460。そしてこの記録は開幕戦で更新されることは必至だが、いつ、だれがスーパーラップを叩き出すかに注目だ。

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。

 

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