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“もて耐”

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“もて耐”トップページレポート&受賞者2009年 “オープンもて耐” 8月23日(日) レースレポート

2009年 “オープンもて耐”
8月23日(日) レースレポート

“オープンもて耐”を制したのは、『#705 松本クリニックガレージスピード』

#705 松本クリニックガレージスピード

#705 松本クリニックガレージスピードが圧勝!

250cc2気筒以下のマシンとなって2年目を迎える“オープンもて耐”。グリッドには77台が着き、予選上位39台が第1グループ、それ以下を第2グループとしル・マン式スタートで定刻の10:00にクリーンなスタートが切られた。

ポールポジションスタートの【#21 SP3&アンフィニ&マドカ設計】がホールショットを奪い、4番手グリッドから好ダッシュを見せた【#1 ブルドッカータゴス&はる萬】、【#705 松本クリニックガレージスピード】、【#23 モトクラッチ&WAKO'S】、【#78 NAPA&ウタシロ+ワンメイク】、【#20 サクセス&KTS湘南】、【#16 チームケイズ】と続いていく。

オープニングラップをトップで戻ってきたのは【#23 モトクラッチ&WAKO'S】、これに【#705 松本クリニックガレージスピード】、【#78 NAPA&ウタシロ+ワンメイク】、【#21 SP3&アンフィニ&マドカ設計】が続くと、2周目には【#78 NAPA&ウタシロ+ワンメイク】がトップに浮上。【#705 松本クリニックガレージスピード】がこれをピタリとマークし、この2台がレースを引っ張っていく。レース序盤は【#705 松本クリニックガレージスピード】、【#78 NAPA&ウタシロ+ワンメイク】、【#21 SP3&アンフィニ&マドカ設計】、【#23 モトクラッチ&WAKO'S】の4台がトップグループを形成。【#78 NAPA&ウタシロ+ワンメイク】のスタートライダーは山下祐選手、【#705 松本クリニックガレージスピード】のスタートライダーは黒川武彦選手と、どちらも全日本ロードレース選手権で活躍した経歴の持ち主。特に黒川選手は現在も全日本ST600クラスに参戦しており、昨年のツインリンクもてぎラウンドではポールポジションを獲得しているほど。【#21 SP3&アンフィニ&マドカ設計】の金井雅明選手も元全日本ライダーだが、13年ぶりのロードレースだった。その中で【#23 モトクラッチ&WAKO'S】の町田光芳選手の健闘が光っていた。

しかし、7周目に黒川選手がトップを奪うとペースアップ。これについていけたのは山下選手のみ。黒川選手は15周目には、このレースのファステストラップとなる2分21秒465をマークし、独走体制を築くかと思われた。しかし、バックマーカーと接触し、山下選手が前に出て行く。その後、山下選手が先にピットに入ると、再び黒川選手がトップに立つ。その後方には、【#42 Team GTMM&カワサキマーキュリー】が浮上していた。

圧倒的なスピードを持つ、黒川選手と山下選手の戦いになると思われたが、ほかのチームもコンスタントなラップタイムで周回し、独走を許さない。

レースも折り返しを過ぎたころ、【#78 NAPA&ウタシロ+ワンメイク】がS字コーナーで転倒。大きく順位を下げてしまい、トップ争いから脱落してしまう。【#78 NAPA&ウタシロ+ワンメイク】を尻目に、このころから【#705 松本クリニックガレージスピード】、【#21 SP3&アンフィニ&マドカ設計】、【#42 Team GTMM&カワサキマーキュリー】、【#23 モトクラッチ&WAKO'S】がトップ4を占め、ピットインのタイミングで順位が変わっていた。

残り1時間となった時点では、この4チームと【#37 TEAM 池田タクシー&TC悪ガキ+M's】が132周でトップ同一周回となっていたが、最後に黒川選手を持ってきた【#705 松本クリニックガレージスピード】が見る見るうちに2番手以下を引き離し独走。155周を走りきり“オープンもて耐”を制した。「まったく作戦はなかったですね。燃費が厳しいと思っていたので、11,500回転で早めにシフトアップしていました。ただ、みんながレース中にベストタイムを更新してくれたのも大きいですね。初めて“もて耐”で勝つことができたので、素直にうれしいですね」と黒川選手。

2位に【#21 SP3&アンフィニ&マドカ設計】、3位に【#42 Team GTMM&カワサキマーキュリー】が入り、表彰台に上がった。4位にはレース終盤にポジションを上げた【#45 RacingGarage STR】が入り、【#37 TEAM 池田タクシー&TC悪ガキ+M's】、【#23 モトクラッチ&WAKO'S】と続いた。