今年も多くのチームがツインリンクもてぎに集合！思い思いのマシンで耐久レースを楽しんでもらう“Joy耐”も2017年で17回目を迎え、7月1日（土）は公式予選を開催。

朝方から雨模様となり、午前中の特別スポーツ走行からウエットコンディション。公式予選の最初のセッションとなるAドライバーA組（Class1・2・3・4・FIT1.5）が始まるころには、雨足も強くなり、かなりのヘビーウエットでスタート。ここでトップタイムをマークしたのは、【#19 塩岡SPスノコACREレビン】の森川重之選手。タイムは、2分29秒150で、2番手を3秒380も引き離したものだった。

続くAドライバーB組（Class5・6・7・8・9）は、さすがに排気量の大きいクラスだけにラップタイムも速い。雨足は時間が経過していくほど弱まって来ていたが、路面コンディションの変化もあり難しいところだった。このセッションでは、2分22秒269をマークした【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】の後藤比東至選手がトップ。2番手に2分23秒336をマークした【#246 GARAGEPIERCEDC5】の中島佑弥選手、3番手に2分25秒015をマークした【#27 ちっちロードスター】の吉田保裕選手、4番手に2分25秒091をマークした【#18 浅野自動車プレリュード】と続いた。

Bドライバーの走行が始まるころには、雨は弱くなり、路面コンディションもAドライバーのセッションよりもよくなってきていた。

BドライバーA組でトップタイムをマークしたのは、【#6 ブレインEXPRESS】の森下陽介選手。タイムは2分29秒718だった。2番手に2分30秒497の【#1 DIJONワコーズBRPニルズ】の井上恵一選手。3番手に2分31秒134の【#19 塩岡SPスノコACRレビン】の塩岡雅敏選手、4番手に2分31秒596の【#62 スノコSSRwmG/M FIT】の太田侑弥選手と続いた。

そしてBドライバーB組の走行が始まる。ここでも【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】の中島保典選手が2分20秒174をマークし、リーダーボードのトップにつけていたが、セッション終盤に2分19秒986をマークした【#18 浅野自動車プレリュード】の井上正貴選手がトップに立ち公式予選は、全て終了となる。

グリッドは、A、Bドライバーの合算タイムで決まるため、4分42秒443となった【#9 FSNSポテンザSPMWMFK】が2年振りにポールポジションを獲得する結果となった。
「クルマ的には、トラブルさえなければポールポジションを獲るポテンシャルのあるものですが、ウエットは、FRには難しいコンディションでした。その中で、想定タイムをクリアしてくれましたし、目まぐるしく変わるコンディションを、うまく走ってくれました。決勝は、予定通りに進められれば、いい結果が出ると思います」とCドライバーでありチーム代表の福田秀明氏。

2番手に最速タイムをマークした【#18 浅野自動車プレリュード】の4分45秒077、3番手に4分50秒169の【#260 ホンダ チャレンジ FK2】、4番手に4分50秒938の【#75 ACELINES137EG6】、5番手に4分51秒730の【#58 小林自動車Wマックス☆ワコーズ】、6番手に4分52秒415の【#8 LUMIXターマックEDFD2】、7番手に4分53秒828の【#27 ちっちロードスター】と僅差で続いた。

日曜日の天気予報は、曇り時々雨。お昼辺りに雨マークが付いている。予選は速さを競ったが、決勝は燃費と速さの両立が“Joy耐”での絶対要素でもある。7月2日（日）午前10時に17回目のJoy耐がスタートする。果たして真っ先にチェッカーフラッグを受けるのはどのチームか!?　優勝賞金と同額の開業20周年記念賞（総合20位）を獲得するのは!?