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“Joy耐”トップページレポート&受賞者2012 “Joy耐” 7月15日(日)7時間耐久レースレポート

2012 “Joy耐” 7月15日(日)
7時間耐久レースレポート

【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】がラスト2周で劇的勝利!

2012 “Joy耐” 7月15日(日)7時間耐久レースレポート 7月15日(日)の“Joy耐”決勝は、薄い雲に覆われ夏の陽差しも若干弱まる耐久レースとしては絶好のコンディション。80台のエントリー車両が1台も欠けることなくグリッドに並び、定刻通りのレーススタートとなった。

2周のフォーメーションラップからローリングスタートでレースの火蓋が切られると、1周目からポールポジションスタートの【#18 浅野自動車インテグラ】と同2番手の【#48 ディジョンエンドレス ワコーズDC5】が激しいバトルを展開。1周目を抑えきった【#18 浅野自動車インテグラ】ペースを握るとレースをリード、15周目に設定されたツインリンクもてぎの開業15周年記念賞の一つをゲットした。

レースが動き出したのは開始から40分が経とうかというところ。トップの【#18 浅野自動車インテグラ】が最初にピットへ入ると2番手以下も追従。耐久レースらしいピット作業を含めた総力戦へと突入する。

スタートから2時間が経過した時点でトップは【#38 SKRオメガWM CRX】。しかしまだピットインの度に順位の入れ替わる激しい展開。さらにコースの一部では小雨が降るなど、天候までが波乱を予感させる展開となっていた。そんな中、一時はトップを走った【#5 みずほ薬局ZTO爺ED亀シティ】がマシンストップしてしまう。さらに午後になってからは天候が回復。強い陽差しがアスファルトを照らし、ドライバーとマシンの負担はさらに増していく。

4時間経過時にはClass4に参戦する【#1 WAKO'S.M-one】がトップに立ち、【#38 SKRオメガWM CRX】とクラスを超えた戦いを展開。さらにトップを奪い返した【#38 SKRオメガWM CR-X】が100周を達成すると、2回の給油ストップを済ませたClass3の【#59 KOGワコーズダンロップシティ】が2位に入るなど、“Joy耐”名物“ウサギとカメの戦い”が勃発。しかし【#1 WAKO'S.M-one】は107周目に5コーナーでマシンストップ、無念のリタイアとなってしまう。

レースも終盤に入ると、【#38 SKRオメガWM CR-X】がトップを走っていたが、もう一度ピットに入らなければならない状況だった。そのピットインのタイミングに注目が集まる中、2番手を走っていた【#59 KOGワコーズダンロップシティ】が後方から猛追してきた【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】と【#87 サンスポットエンドレス シビック】の2台のシビックに先行を許す。これにより上位3台がClass6参戦車両に占められる形となった。

残り1時間を切る前にトップの【#38 SKRオメガWM CR-X】は最後のピットイン。コースに復帰すると2番手【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】と2分以上の差をキープしており、いよいよCR-X初の“Joy耐”制覇への期待が高まる。しかし、その直後に【#38 SKRオメガWM CR-X】は5コーナーでスローダウン、リタイアこそ免れたものの大きく順位を落としてしまう。かわってトップに立ったのは【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】。これを2番手の【#87 サンスポットエンドレス シビック】が約4秒差で追う。しかし【#87 サンスポットエンドレス シビック】はなかなかペースを上げることができない。

残り30分を切り、このまま【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】が逃げ切るかと思われたとき、タイミングを見計らっていたかのように【#87 サンスポットエンドレス シビック】が追撃を開始。残り5分を切って遂に【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】を捕らえると【#87 サンスポットエンドレス シビック】は、残り3分を切った154周目のホームストレートで一気に抜き去り、このレース初のトップへと踊り出る。実はこのとき、【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】のマシンを駆っていた原正広選手は、相手を周回遅れのマシンと勘違いしていたという。

残り時間3分を切ってタイム的に確実にある残り周回数は1周のみ、2周目がある保証はない。そんな追い詰められた状況の中で【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】は勝負に出る。【#87 サンスポットエンドレス シビック】の後ろにピタリと付いたまま機会をうかがうと、S字コーナーで周回遅れのマシンを利用して再逆転。粘る【#87 サンスポットエンドレス シビック】をホームストレートまで抑え続けると、トップのままコントロールラインを通過。その瞬間【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】にチェッカーフラッグが振られ、【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】の“Joy耐”初優勝が決定した。

レースタイム7時間28秒349、2位とのタイム差はわずか3秒313差という僅差の勝利に【#3 買取りJOSタカギシWM EG6】の小沼宏安選手は「相手の#87は同じエンジンを積んでいて情報を共有していたチーム。相手のタイムや燃費はわかっているけれど、こちらの手の内も知られていた。ピットも隣で情報も筒抜けだったのでペースアップの指示を出したけれど、それでドライバーもすべてをわかってくれた」と、チームワークの勝利を強調した。

なお、3位にはClass3の【#59 KOGワコーズダンロップシティ】が入り、“Joy耐”らしい顔ぶれが表彰台に並ぶこととなった。

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