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“Joy耐”トップページレポート&受賞者2008 “Joy耐”7時間耐久レースレポート

2008 “Joy耐”
7時間耐久レースレポート

【決勝日もツインリンクもてぎは厳しい暑さに見舞われた。グリッドウォークに始まり、コース上でのブリーフィング、オープニングセレモニーが終わると、いよいよスタート進行に入る。グリッドに着いたのは90台。2グループに分かれてローリングスタートで始まった。

2008 “Joy耐”7時間耐久レースレポート まずトップに立ったのはポール・ポジションからスタートした【#15ブレイズシムスBSインプレッサ】。これに4番手グリッドからスタートした【#83BP ADVAN NSX】が続き、【#54FTJB elf インプレッサ】、【#44TMなかやまWMインテグラ】と追っていく。オープニングラップを制した【#15ブレイズシムスBSインプレッサ】は、2番手以下を引き離しにかかり、作戦通りの展開となるかと思われたが、周回遅れが出始めると【#83BP ADVAN NSX】が【#15ブレイズシムスBSインプレッサ】の背後に迫る。そして5コーナーブレーキングで【#83BP ADVAN NSX】がトップに立つと、そのままレースをリードしていく。

しかし、速さだけでは勝てないのがこの“Joy耐”。2時間を経過した時点でトップに立っていたのは【#74ホンダカーズ習志野鈴鈑シビック】。その後、1回ピットながら2分30秒台でコンスタントに走っていた【#18バンビーノシビック】がトップに躍り出る。その後、3時間37分を経過したところで、給油のために2度目のピットイン。この作業中に【#29ガレージFKSPMDLシビック】がトップに浮上。【#62DUNLOPメッカEF9】が約20秒差、【#4ウエタケDLIDIワコーズレビン】が約48秒差で追っていた。【#18バンビーノシビック】は給油を終え、11番手でコースに復帰するが、3回目のピットの際、燃料補給エリア滞在時間違反をしてしまいペナルティで順位を落としてしまう。

4時間が経過すると、空には暗い雲が広がり雨が心配される。この時点でトップに立っていたのは【#4ウエタケDLIDIワコーズレビン】、これを約29秒差で【#82オートショップKTシビック】が追う。3番手には【#29ガレージFKSPMDLシビック】がつけ、4番手の【#88WM-RUKINOシビック】が1周遅れで続いていた。

残り1時間というところで、依然トップは【#4ウエタケDLIDIワコーズレビン】がつけ、【#82オートショップKTシビック】が追う展開は変わらなかったが、ここで空から雨が落ちてくる。路面はすべりやすくなり、ラップタイムも下がってくる。コースアウトするマシンも見られたが燃費的には楽な状況となる。

そして30分を切ったところでライト・オンの表示が出され、2008年の“Joy耐”もクライマックスを迎える。トップを走る【#4ウエタケDLIDIワコーズレビン】と2番手の【#82オートショップKTシビック】の差が急激に縮まってくる。一時は30秒以上あった差が、みるみるうちに縮まり残り15分で【#82オートショップKTシビック】は雨が降っている状況ながらベストタイムをマーク、その差を7秒772まで詰めてくる。逃げる【#4ウエタケDLIDIワコーズレビン】、追う【#82オートショップKTシビック】の戦いは意外な幕切れとなる。何と残り12分というところで【#4ウエタケDLIDIワコーズレビン】がスローダウン。ピットロードの入口までたどり着くが、そこでガス欠のためストップしてしまう。これでトップに立った【#82オートショップKTシビック】は、そのままチェッカーを受け“Joy耐”3回目の優勝を飾った。
「僕たちも燃費が厳しい状態だったけれど、暑さや雨で他のチームも厳しかったようですね。まさに恵みの雨になりました」と最後にすばらしい追い上げを見せた富澤勝選手。「ドライバーもクルーも一丸となってつかんだ優勝ですね。チームワークの勝利です」と平山勝雄選手。“Joy耐”開催8回中、3回優勝と高い勝率をマーク。“Joy耐”スペシャリストチームが表彰台の中央に戻ってきたレースとなった。

共にレース終盤に順位を上げた【#62DUNLOPメッカEF9】が2位、【#18バンビーノシビック】が3位に入り、表彰台に上がった。

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