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オートボルテージュ
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写真で振り返る 2008“オートボルテージュ”−前編−
オートボルテージュが終了して、あっという間に2週間が過ぎました。会場に来られた皆さんもそろそろ余韻が抜けた頃だと思います。そこで今一度もてぎの空で繰り広げられた世界最高峰のフライトを思い出してみましょう。今回は当初ソロパイロット8名のエントリーでしたが、フランス人女性パイロットのカテール・ブーロンジェが欠場となり、7名での競技となりました。アエロバティックスに詳しい方や、航空雑誌「航空ファン」で昨年から伝えられてきた世界選手権やヨーロッパ選手権の記事で事前に情報を得ていた方達は、ルノー・エカーレやカストール・ファントーバのフライトに期待を寄せていたと思いますが、アエロバティックス界で“その名を欲しいまま”にしているこの二人も、日本での知名度は殆どありませんでした。ですから、7名のソロパイロットだけではフライト内容が満足できないかもと思われた方達が大勢いらっしゃったかと思います。けれども私は知っていましたよ、「こいつ等スゲー」って事。そして、各々のパイロットが個性的で、バラエティに富んだフライトが見られることも・・・。
きっと、皆さんの期待以上のフライトを彼等が見せてくれたと思っています。

では、写真と共に“オートボルテージュ”アエロバティックス日本グランプリを振り返りましょう。
10月24日、土砂降りの中、海外から飛行機を積載したコンテナが到着し、荷解き、機体の搬出作業が始まりました。スタッフが、パイロットやメカニックの陣頭指揮の下、翼や胴体などをテントに運び込み、組み立てを開始しました。ビクトル・チュマルの機体は、昨年スベトラナ・フェデレンコが使用したSu-26で、胴体には彼女のサインが残っていました。専用治具付きの台車に載せられたカストール・ファントーバのSu-26M。作業性も考慮された良くできたキャスターでした。
フレームがむき出しの、エクストラ300SHP。写真中央のフレームの途切れた所に翼の桁がはめ込まれます。組み上がったSbach300にオートボルテージュのステッカーを貼り付ける、フィリップ・スタインバッハ。これで月曜日からのトレーニングの準備も万端です。10月26日、午前中に大会全般についてのブリーフィングが行われ、飛行エリア、最低高度、南滑走路の使用方法、週を通しての天気予報等を確認しました。
フライトエリアのチェックの為に、ビッグフラッグの下へ訪れたパイロット達。ここが競技の中心部となりました。この後、コントロールタワー付近やオーバルコースなどフライトに関係する場所もチェックしていました。いよいよテストフライトの開始です。機体に乗り込んだスベトラナ・キャパニナ。テストフライトでは、機体に不具合が無いかのチェックや南滑走路の状況を確かめる為に数回タッチ・アンド・ゴーを行いました。ランディングロール中のルノー・エカーレとSbach300。フライトもさることながら、着陸も非常に安定していました。
早朝のツインリンクもてぎは霧に覆われていましたが、朝日と共に薄れていきました。テストフライトの1番手は、マーティン・アルブレヒトのエクストラ300SHPでした。初めての南滑走路でしたが、余裕のランディングを見せてくれました。27日からは本格的な競技会に向けたトレーニングフライトが開始されました。 フライトに向かう室屋義秀とエクストラ300S。室屋はふくしまスカイパークから飛来したので、機体のテストは行わず競技エリアを入念にチェックしていました。
グランドスタンド前の状況も確認するために、ローパスも行われました。
連日、フライト順最後のフィリップ・スタインバッハは日没に近い16:25まで飛行していました。大量のスモークを使用するSbach勢は、1回のフライトで、他の機体の3倍の量を使っていました。オートボルテージュではスモークの軌跡、使用方法も競技の採点項目で、芸術性に加味される重要な要素です。10月29日
航空自衛隊の百里救難隊が、事前確認の飛行で、ツインリンクもてぎを訪れました。フライト内容は日曜日と同様で、救難展示の場所や機体の位置の調整を行いました。
ウエルカムパーティでの集合写真。開幕前日には、午前中にオープニングフライトの練習が行われました。この練習を基にして、本番に向けて機体間の距離やプログラムを細かく調整しました。公式練習は天気が微妙だったので割愛していきなり決勝1日目です。
午前中のオープニングフライトに備え機体に乗り込んだフィリップ・スタインバッハと彼を支えるメカニックのニッキー。
ベビーフェイスなルノー・エカーレも、機体に乗り込むと気合いが入る。バイザーを降ろした時点でフライトに向けた真剣モード、準備完了です。プロペラの点検をする室屋義秀。世界選手権やヨーロッパ選手権にエントリーしてきたことで、メンタルの部分もかなり成長を見せました。いつもマイペースで朗らかなビクトル・チュマルは、スホーイの特徴を活かしたフライトを見せてくれました。

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