
グライダーの修理工房やメカニックなどで鍛錬を積み、エクストラ社でExtra 400とExtra 200のプロトタイプ製作に携わってきたフィリップ・スタインバッハがImpulse Aircraft社の後にプロジェクトマネージャーおよびテストおよびディスプレーパイロットとして参画して設立されたドイツのエクストリームエア社が開発した新時代の曲技用航空機。
エクストラ社時代に知り合ったクラウス・シュロットやピーター・ベゼネイ、ウォルター・エクストラとの出会いがスタインバッハを大いに触発。エクストリームエア社の初の製造機体、Xtreme3000(現:Sbach300)はクラウス・シュロットと、オーナーの一人であり当時Extra300Sでスタインバッハを教えていたルドウィック・ホフマン(ドイツナショナルアエロバティックスチームのメンバー)に強い影響を受けて彼自身がデザインした。スタインバッハ達は2005年12月に製作を開始し、2006年5月19日に初フライト。現代の航空機らしく三次元CADを活用し設計された最新鋭機である。
外観と言えば機動性を確保すべく短く詰められた胴体が特徴。機体はカーボンファイバーの一体形成でスマートな機体形状ながら強度と軽量性を確保し、スチールフレームを使用しないことで更なる軽量化を達成している。530kgという軽量ながら、325馬力を発生するライカミング社製の空冷水平対向6気筒AEIO-580エンジンを搭載し、大きな舵面を持つ翼形状も相まってアエロバティックスを行う上でとても良好な操縦性と機動性を確保している。
2008年には複座型のSbach342が開発され、1号機がデリバリーされた。併せて単座機のXtreme3000の呼称もSbach300と変更された。
エンジンはライカミング社製、空冷水平対向6気筒。排気量は9,550ccとエクストラよりも約1,000ccほど大型。高回転型で、甲高い排気音が特徴。
胴体は、カーボンファイバーの一体形成でスムーズな形状をしており、機動性を確保すべく胴体長が短く製作されている。
| Sbach300 | Sbach342 | |
| 登場年 | 2007 | 2008 |
| 全長(m) | 6.30 | 6.44 |
| 翼幅(m) | 7.50 | 7.50 |
| 全高(m) | 2.30 | 2.30 |
| 主翼面積(m2) | 11.25 | 11.25 |
| 乾燥重量(kg) | 530 | 600 |
| エンジン形式 | Lycoming | Lycoming |
| AEIO-580 | AEIO-580 | |
| エンジン出力(hp) | 325 | 325 |
| 超過禁止速度(km/h) | 407 | 352 |
| 最大巡航速度(km/h) | 296 | |
| 制限加重倍数(G) | +10/-10 | +10/-10 |
| 横転率(deg/sec) | 380 | 380 |
| 最大上昇率(m/sec) | 17.8 | 12.7 |
| 離陸距離(m) | 130 | 175 |
| 着陸滑走距離(m) | 280 | 360 |
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